歯ぎしりと歯の破折

40代男性


前歯がぐらぐらするとのことで、当医院を受診された。
ぐらぐらする歯は神経の処置がされてあり、被せものがされてあった。
お口の中を見てみると、歯の根の真ん中くらいの歯茎に膿の穴が出来ていた。
レントゲンで確認したところ、膿の穴がある辺りまで、顎の骨が無くなってきており、ちょうどそこは被せ歯の心棒の先端あたりである。
全体のデータから推察するに歯が割れてしまっているようである。

また虫歯もかなりすすんでいるようであるので、抜歯が適当であると診断した。抜歯後の処置については、両隣在歯が虫歯のない健全歯であることから、ブリッジではなくインプラントを希望された。

CTでの診査の結果、骨について問題ないことから、抜歯と同時にインプラントを埋入することとした。
また、前歯1本であり、負担も少なく、審美的に大切な部位であることから、今回は埋入時に単独で仮の歯を入れていく予定である。

今回のように、心棒のところで歯が割れてしまったのは、普段歯ぎしりされており、過度の力が前歯にかかってしまったのが原因であろう。

抜歯後ブリッジを選択した場合、両隣在歯を削る必要があり、場合によっては神経をとる処置が必要になるかもしれない。
そうすると、また同じく破折の危険性がある。

そう考えると、インプラントをすることにより、健康な歯をより生き長らえさせることが出来るのだといえるのではないだろうか。



2013年02月27日


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