奥歯の抜歯

40代男性

歯の破折により、3か月ほど前に右下の一番奥の奥歯を抜歯した。
抜歯後の処置については、以下のオプションについて説明した。

1)手前よりの2本の健全歯を削り、そこを土台にしてブリッジを作成する方法。
この方法は健全歯を削るため、虫歯のリスクを増やしてしまう。
また、一番奥の歯に咬む力がかかりやすく、設計上通常より土台の歯に負担がかかりすぎてしまうという、大きな欠点がある。
このため、このような設計でブリッジを作ったとしても、長期的にみて悪くなってしまいやすいので、あまりおすすめしない。
歯が動くことによって、かみ合わせがおかしくなってしまうこともある。
むしろ、このようなブリッジを作るのであれば、抜いた後は何もせずに、放置する方がまだ良いと思われる。
実際に、2本ある大臼歯のうち奥側の歯を失ったとしても、手前側の歯があれば、機能上は問題ないというデータもある。

2)抜いたままで放置する。
上記にある通り、機能上は問題ないといえる。
しかし、前提としてかみ合う相手のいなくなった、上顎の奥歯は、だんだんと下に下りてくるため、のちのち抜歯となる可能性が高い。
抜歯とならないためには、かみ合う相手がやはり必要であろう。
もちろん、仮に抜歯となったとしても、機能上は問題ないといえるが、ちゃんと咬めた方が咬む力を分散して支えることが出来るので、リスクをヘッジするためには、あった方がより好ましいといえるのでないだろうか?

3)取り外し式の義歯を入れる。
健全歯を削らないというメリットはあるが、粘膜で支える構造であるため、実際に咬む力を維持するのは難しいといえる。
また取り扱いも煩雑なものになるため、実際に使用するのは、なかなか難しいだろうと思われる。

4)インプラント。
人工物ではあるが、失った歯を再生する処置に近い。
このため、抜歯後の処置として選択可能なものとしては、以下の2つのプランに要約できると思われる。
・抜歯後、そのままで放置し、上顎の歯が下りてきたならば抜歯する。
・抜歯した部位をインプラントで補う。

今回はインプラントを選択され、本日、埋入手術を行った。



2013年05月13日


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