インプラントと金属アレルギー

30代女性


歯医者が苦手で放置してきた方が、痛みが出てきてしまい、当医院を受診された。


口腔内を診査させていただくと、全体的に虫歯が見られた。
また、抜歯後放置されており、噛み合わせもずれてきているようである。
抜歯の結果、なにもない状態を放置しておくと、後ろの歯が倒れてきたりと不正咬合の原因なってしまうため、何らかの処置が必要であると思われる。
このため、まずは咬合維持力もあり、前後の歯に負担が少ないインプラントをご提案したところ、金属アレルギーがあるため、不安が残るとの事であった。


インプラントに使用されている金属はチタンと呼ばれる金属である。
チタンは一般的に生体親和性が高く、金属アレルギーをおこさないと言われており人工関節など様々なものに使用されている。
しかしながら、確かに近年チタンにアレルギー反応が見られる方が、ごく一部ではあるが、いらっしゃる事が分かってきており問題になっている。

このような流れの中で、金属を使わないジルコニアインプラントも出てきた。
金属を使わずに、なおかつ白いので審美的にも優れていると思われる。
しかしながら、新しい方法は、蓄積されたデータが無いため、確立されているとは言い切れず必ずしもベストかどうかわからない。
ジルコニアの方が、骨との結合がしやすい等のデータも出てきているようだが、もう少しデータの蓄積を待った方が良いのかもしれない。


今回の患者様の場合、取外し式の義歯になさるか、快適さではインプラントが優れると思われるが、どのような方法を選択するかかなり難しいと言える。



2014年06月07日


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