インプラントの位置と最終設計

50代男性

他院にてインプラントを行ったものの、被せ歯が外れてしまい、当医院を受診された。

インプラントの被せ歯は、設計の変更に対応出来るように最終的に仮の接着剤での固定で完了する事が多い。
噛み合わせの強い方の場合、外れてしまう事があるが、その際はネジでの固定に変更するなどで対応したりする。近年、接着剤の取り残しの不安から、全体的な傾向としてネジでの固定を優先するようになっているが、部位によっては、ネジの部分は審美面で劣る事もあるので、清掃性との兼ね合いを考えて、いずれかを選択している。

さて、今回の患者様の場合、脱離の根本の原因が別の所にあった。
インプラントそのものが、本来歯がある位置と大幅に異なる位置に埋入されていたのである。このため、被せ歯の設計が、どうしても無理なものになっており、過剰な力が一部にかかることで、金属が折れ脱離したのである。

残念ではあるが、古いインプラントは除去させていただき、改めて、適切な位置にインプラントを埋入させていただく事になった。
最終設計を踏まえた計画の重要性を改めて考えさせられた症例であった。



2015年02月13日


個別無料相談会