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インプラント周囲炎の治療法

インプラント周囲炎の治療法

外科的治療

1.骨移植による骨再生療法

概要:インプラントの周囲で骨吸収が進行してしまった場合、その部位に骨移植を行い、失われた骨を再生させる治療法です。骨移植には、自家骨や人工骨材を用いることが一般的で、これによりインプラントが再びしっかりとした支持を得ることが可能となります。

目的:この治療を行うことで、インプラントの安定性を大幅に回復させることができ、結果としてインプラントの長期的な成功率を著しく向上させます。これにより、患者さんにとってもインプラントの使用感や耐久性が向上し、生活の質が高まることが期待されます。

2.フラップ手術による清掃環境の改善

概要:フラップ手術とは、歯茎を切開してインプラントの周囲組織を露出させる外科的処置のことです。この手術により、通常の清掃ではアクセスできないインプラント周囲の深部組織まで、直接的に清掃が可能になります。

目的:歯周ポケットが深い場合、この手術を行うことでポケットを浅くし、細菌の除去と炎症の軽減を効果的に行うことができます。また、必要に応じて骨移植を併用することにより、さらなる骨の再生を図り、治療効果を高めることができます。

フラップ手術による清掃環境の改善

非手術療法(歯ぐきを切らない方法)

1.ブルーラジカルによる光線力学療法

概要:この治療法は、特定の波長の光と光感受性薬剤を組み合わせて、インプラント周囲に存在する有害な細菌を除去する技術です。光線力学療法は、従来の治療法と比べて抗生物質への耐性を持つ細菌にも有効であるため、特に優れた効果を発揮します。

目的:この治療を行うことで、インプラント周囲の炎症を効果的に軽減し、骨吸収の進行を抑制することができます。これにより、インプラントの長期的な安定性と健康を維持することが可能となり、患者さんの安心感を高めることができます。

2.インプラント周囲の深部洗浄と除菌

概要:インプラントの周囲に形成された歯肉ポケット内に溜まったプラークや歯石を、超音波スケーラーやレーザーを用いて徹底的に除去する治療法です。特に、歯石が堆積している場合、この治療法が重要です。

目的:この治療により、炎症の主要な原因となる細菌を確実に除去することで、インプラント周囲の組織の健康を回復させます。定期的にこの治療を行うことで、インプラントの周囲組織が健康を維持しやすくなり、予後が改善されると考えられます。

3.抗生物質療法による感染管理

概要:インプラント周囲の細菌感染が疑われる場合、適切な抗生物質を使用して感染をコントロールする治療法です。局所的な感染が進行する前に対処することが重要です。

目的:内服薬や局所投与薬を併用することで、炎症を抑制し、細菌を効果的に除去します。これにより、インプラントの周囲組織の健康を保ち、さらなる感染の拡大を防ぐことができます。また、治療を通じてインプラントの寿命を延ばすことが期待されます。

4.炭酸ガスレーザー療法による非侵襲的治療

概要:炭酸ガスレーザーを使用して、インプラント周囲の組織を非侵襲的に治療する方法です。レーザー治療は、細菌を効果的に除去し、炎症を軽減するのに役立ちます。

目的:このレーザー療法は、組織の再生を促進する効果もあり、治癒過程をサポートします。非侵襲的な方法であるため、患者さんの負担が少なく、治療後の回復もスムーズに行えるという利点があります。

炭酸ガスレーザー療法による非侵襲的治療

メンテナンス

定期メンテナンスと予防ケアが大事です

概要:歯科衛生士による定期的なメンテナンスは、インプラント周囲炎の予防と早期発見において極めて重要な役割を果たします。メンテナンスでは、専用の器具や技術を駆使して、インプラント周囲のプラークや歯石を確実に除去します。

目的:適切なメンテナンスを受けることで、インプラントの周囲組織の健康を維持し、炎症や感染のリスクを低減させます。また、ホームケアの指導も行い、患者さん自身が日常的にインプラントを清潔に保つことをサポートします。定期的なフォローアップにより、インプラントの長期的な成功を確実にします。

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