前歯のインプラント
口元に手をあてずに笑いたい!
前歯は人様に見える部位ですので、ただ噛めれば満足される奥歯のとは違うレベルの技術が必要な場合が多く、その出来栄えにおいて
・人工のかぶせ歯の自然なサイズ
・歯ぐきの高さ・位置
が重要な評価ポイントとなります。
なぜ、出来栄えに差が現れるのかと申しますと、前歯を失う理由は、
・根っ子の先端の病気
・根っ子まで進んだ虫歯
・歯周病でグラグラ
・交通事故などによる外傷
と様々ですが、
それぞれの状況によって埋める時期も様々になり、インプラントを埋める時に残っている骨の量によって以下のように自然なサイズの前歯が獲得できる難易度が変わってくるのです。
以下に実際の例でご案内しましょう。
難易度1 | 抜けてない前歯を保存不可能と判断し、抜いて同時に入れる場合 | |
より技術が必要となる | ||
難易度2 | 抜けてからしばらく経っている場所に、入れる場合 | |
更に技術が必要となる | ||
難易度3 | 交通事故などで、前歯だけでなく周りの骨も大きく失って入れる場合 | |
ただし、見た目なんかどうでもいいい、といった患者様の場合は骨の再生手術はは必要ではありませんが、その場合人工のかぶせ歯が異常に長く見えたり、苦肉の策として人工歯肉をつけることもあります。
このように、前歯のインプラントはゴールのレベルによって、かなりのベテランの先生でも苦労することが多いのです。